カーテンを選ぶ際、その色や柄、スタイルなども大事ですが、それ以外のポイントでもカーテンをさらにおしゃれに彩ることができます。今回は、そんなカーテンの彩りの1つ、上飾りを上手に使った施工例のご紹介です。
フリンジ付きの上飾りでカーテンの施工例
今回ご紹介するのは「サンクチュアリ」という名前のついた遮光ファブリックです。
多摩区にご新築中の R 様がカーテンの下見にご来店された折に、繊細な鳥の図柄と色合いに一目惚れされました。
カーテンメーカー、アスワンの「ミュルーズ染織美術館コレクション」の中の生地です。
フランス・アルザス地方、ミュルーズの町の染織業者やデザイン工房が、世界中から集めてきた捺染製品や図案をもとに創設された「ミュルーズ染織美術館」。
その古くから伝わる図案に現代のエッセンスを加えて発表されたコレクションです。
このシリーズには正統派の重厚感あふれる生地が多い中、今回の図柄はどこか可愛らしさ、懐かしさも感じられます。
私たちに馴染みある きれいな「藍色」のせいかもしれません。
今回は、レースカーテンとドレープ(厚地の)カーテンにプラスしてもうひとつ「フリンジ付きの上飾り」も同時に取り入れてみました。
R様には店内ディスプレイにあるバランス(こちらはウィリアムモリスの麻生地)の
スタイルをとてもお気に召していただきました。
上飾り=バランス付きのカーテン というと大変ゴージャスなイメージですが、
形を「ストレートウェーブ」にすることによって「ごく普通の掃出し窓」にも取り入れることができます。
この形にしたもうひとつの理由は、厚手でしっかりした遮光生地のため
ギャザーやスワッグなどボリュームの多いシルエットは向かないと判断したためです。
使用したフリンジはマナテックスのビバルディボールフリンジ。
全体の写真があまり上手ではないのですが、カーテン中央にもフリンジを付けてあります。
小窓は鳥の柄を活かすためにプレーンシェードにいたしました。
他とは違う自分だけのカーテンをお探しの方、いかがでしょうか。